「家を建てるなら、やっぱり無垢材(むくざい)がいいよ」
友人や先輩からそんなアドバイスを受けたことはありませんか?
しかし、いざハウスメーカーのカタログを見ると「複合フローリング」「シートフロア」「突き板」など、聞き慣れない言葉が並んでいて、結局何が違うのか分からなくなってしまう…。そんなご相談をよくいただきます。
難しく考える必要はありません。無垢材とは、一言で言えば「混じりけのない、自然のままの木」のことです。
この記事では、建築のプロである私が、無垢材と一般的なフローリングの違いを「食べ物」に例えて分かりやすく解説します。なぜ多くの人が、高いお金を払ってでも無垢材を選びたがるのか。その理由が、この記事を読み終える頃にはスッキリと理解できているはずです。
【目次】
- 【5秒で分かる】無垢材とは?「お刺身」と「カニカマ」の違い
- 【決定的な差】「木のようなもの」と「本物の木」の見分け方
- 【なぜ選ぶ?】無垢材だけが持つ「3つの魔法」
- 【正直に言います】無垢材には「弱点」もあります
- 【達美建設の答え】弱点を克服した「進化した無垢材」
- 【まとめ】一生住むなら「ニセモノ」か「ホンモノ」か
■【5秒で分かる】無垢材とは?「お刺身」と「カニカマ」の違い

建築用語で説明すると難しくなりますが、身近な食べ物に例えると、その違いは一目瞭然です。
「無垢材」と、日本の9割の住宅で使われている「合板(ごうはん)フローリング」。この2つの違いは、ズバリこれです。
・無垢材は「マグロのお刺身」
無垢材とは、山に生えている木を伐採し、それを乾燥させて板の形にカットしただけのものです。
食べ物で言えば、魚をさばいて切っただけの「お刺身(切り身)」と同じ。どこを切っても、中身まで全部同じマグロです。接着剤も化学物質も混ざっていない、100%天然素材。それが無垢材です。
・合板フローリングは「カニカマ」
一方、一般的な合板(複合)フローリングは、薄い板を接着剤で何枚も重ね合わせ、一番表面にだけ「木目のプリントシート」や「薄〜くスライスした木」を貼り付けたものです。
食べ物で言えば、魚のすり身を固めて、カニのような色をつけた「カニカマ(加工食品)」です。見た目はカニ(木)に見えますが、中身は別物。工業製品として作られた建材です。
どちらが良い・悪いというよりも、そもそも「素材の成り立ち」が全く違うものであると理解してください。
■【決定的な差】「木のようなもの」と「本物の木」の見分け方

「最近のプリント技術はすごいから、見分けがつかないんじゃない?」
確かに、パッと見ただけではプロでも間違えるほど精巧な合板フローリングもあります。しかし、実際に生活してみると、その違いは歴然です。
・断面を見れば一目瞭然
もしモデルハウスや見学会に行く機会があれば、床材の「断面(カットされた横の面)」を見せてもらってください。
合板フローリングは、ミルフィーユのように層になっており、接着剤のラインが見えます。対して無垢材は、上から下まで年輪が繋がっている「一枚の塊」です。
この構造の違いが、耐久性に大きく関わります。合板は表面のプリントが剥がれると、下から接着剤やベニヤが出てきてしまいますが、無垢材はどれだけ削れても、下から出てくるのは同じ「木」です。だからこそ、古くなってもみすぼらしくならないのです。
・「呼吸」をしているか、死んでいるか
最大の違いは「呼吸」です。
無垢材は、家の一部になってからも呼吸を続けています。湿気を吸ったり吐いたりして、生きています。
一方、合板フローリングは、接着剤でガチガチに固められ、表面をウレタン塗装などでコーティングされているため、呼吸ができません。いわば、ラップでぐるぐる巻きにされた状態です。この「呼吸の有無」が、部屋の快適さを大きく左右します。
■【なぜ選ぶ?】無垢材だけが持つ「3つの魔法」
では、なぜこれほどまでに多くの人が「無垢材」に憧れるのでしょうか。それは、単に「見た目が良いから」だけではありません。無垢材には、人工的な建材では絶対に真似できない、暮らしを快適にする機能が備わっているからです。
・① 天然のエアコン(調湿効果)
ジメジメした梅雨の時期、無垢材の床は湿気を吸い取ってくれます。逆に乾燥する冬には、蓄えた水分を放出してくれます。
これにより、室内は常に快適な湿度に保たれます。ビニールクロスや合板の床で囲まれた部屋とは、空気の「サラッと感」が全く違います。これは、木が呼吸しているからこそできる技です。
・② 冬でもヒヤッとしない(断熱効果)
冬の朝、フローリングが冷たくて爪先立ちで歩いた経験はありませんか?
合板フローリングは、接着剤の層が熱を奪うため、氷のように冷たくなります。しかし、無垢材(特に杉や松などの針葉樹)は、無数の空気の層を含んでいるため、触れた瞬間に体温を返してくれます。
「床暖房が入っているかと思った」と驚かれることも多いのですが、それは木が持つ本来の温もりなのです。岡山県真庭市の寒い冬でも、スリッパなしで過ごせる心地よさは、一度味わうとやみつきになります。
・③ 深呼吸したくなる香り(リラックス効果)
新築の無垢材の家に入ると、森の中にいるような清々しい香りに包まれます。これは木が発する「フィトンチッド」という成分によるものです。
この香りには、ストレスを軽減し、自律神経を整える効果があることが科学的にも証明されています。家に帰るだけで疲れが癒やされる。これは、化学物質で作られた合板フローリングには絶対に真似できないメリットです。
■【正直に言います】無垢材には「弱点」もあります
「いいことばかり言っているけど、何か裏があるんじゃない?」
そう思われるのも無理はありません。確かに、無垢材は完璧な素材ではありません。自然素材だからこその「扱いにくさ」があるのも事実です。しかし、それを事前に知っておけば、対策は可能です。
・弱点①:季節によって動く(隙間・反り)
前半で「木は呼吸している」とお伝えしましたが、これはメリットであると同時に、デメリットにもなり得ます。
湿気を吸うと木は膨らみ、乾燥すると木は縮みます。この動きが大きすぎると、床板と床板の間にゴミが詰まるほどの「隙間」ができたり、板が反り返って歩きにくくなったりすることがあります。
一般的な無垢材の場合、冬場に数ミリの隙間ができるのは「よくあること」として許容しなければなりません。
・弱点②:傷やシミがつきやすい
合板フローリングのように表面が硬いコーティングで覆われていないため、物は正直に傷つきますし、コーヒーをこぼして放置すればシミになります。
「新築のピカピカな状態を1ミリも崩したくない!」という几帳面な方にとっては、日々の生活がストレスになってしまうかもしれません。
・弱点③:価格が高い
一般的に、無垢材は合板フローリングよりも材料費・施工費ともに高くなります。「カニカマ」より「本物のカニ」が高いのと同じ理屈です。
予算を最優先にする場合、無垢材は真っ先に削減対象にされがちです。しかし、ここで諦めてしまう前に、もう少しだけ話を聞いてください。実は、これらすべての弱点を解決する方法があるのです。
■【達美建設の答え】弱点を克服した「進化した無垢材」
「無垢材は魅力的だけど、隙間が開くのは嫌だし、手入れも大変そう…」
そう悩むあなたにこそ知っていただきたいのが、私たち株式会社 達美建設が採用している「夢ハウス」の乾燥無垢材です。これは、従来の無垢材の常識を覆す、言わば「進化した無垢材」です。
・「乾燥」させれば、木はもう動かない
無垢材が反ったり隙間が開いたりする最大の原因は、木の中に水分が残っているからです。
私たちは、特許技術を用いた特別な乾燥機で、木の水分(含水率)を極限まで減らしています。一般的な無垢材の含水率が15%〜20%なのに対し、私たちの床材はなんと含水率5%〜10%。
ここまでカラカラに乾燥させた木は、施工後に暖房の効いた部屋で使っても、これ以上縮むことがありません。つまり、「無垢材なのに隙間が開かない」「反らない」という、夢のような安定性を実現しているのです。
・初心者でも安心!張り替え不要の耐久性
「無垢材=手入れが大変」というイメージも、この乾燥無垢材なら変わります。
変形が少ないため、特別なメンテナンスに追われることはありません。傷がついても、それは表面だけの話。合板のように剥がれてボロボロになることはなく、簡単な補修で馴染ませることができます。
30年後、合板フローリングの家がリフォーム費用に悩んでいる横で、あなたの家の床は美しい飴色に変化し、ビンテージの家具のような風格を漂わせていることでしょう。長い目で見れば圧倒的にコストパフォーマンスが良いのです。
■【まとめ】一生住むなら「ニセモノ」か「ホンモノ」か
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
「無垢材」と「合板フローリング」の違い、イメージしていただけたでしょうか。
・家は「見た目」ではなく「中身」で選ぶ
カタログの写真だけを見れば、最近の木目調シートも本物そっくりに見えるかもしれません。しかし、毎日素足で触れる床の心地よさ、深呼吸したくなる空気感、そして何十年経っても劣化しない強さは、本物の木にしか出せません。
「でも、本当にそんなに違うの?」
そう思われた方は、ぜひ一度、岡山県真庭市にある達美建設のモデルハウスへ遊びに来てください。玄関を開けた瞬間の木の香り、床に触れた時の温かさを、ご自身の五感で確かめてみてください。
難しい専門用語は使いません。「わぁ、気持ちいい!」と直感で感じていただけるはずです。一生に一度の家づくり、後悔しないためにも、まずは「本物」を知ることから始めてみませんか。

